アバストアンチウイルスでのウイルススキャン設定の調整方法

アバストアンチウイルスには、PC をマルウェアから保護するために、様々なウイルススキャンが含まれています。一部のスキャンには、カスタマイズ可能な設定もありますが、設定を変更するのは一時的なトラブルシューティングを行う目的に限定することをお勧めします。この記事の指示を参照し、次のウイルススキャンのスキャン設定を調整してください。

フルウイルススキャン：すべてのハードドライブ、ルートキット、自動実行プログラムをチェックするシステムの詳細スキャンが実行されます。
部分スキャン：指定のフォルダーまたはドライブをスキャンします。
エクスプローラースキャン：部分スキャンと同様に、ファイルまたはフォルダーをスキャンしますが、エクスプローラーまたはデスクトップ上で選択したファイルまたはフォルダーを右クリックした際に表示される Windows のコンテキストメニューからのみ利用可能です。
ブートタイムスキャン：PC の起動時にリーチしにくいマルウェアをスキャンします。

ウイルススキャン設定を開く

アバストアンチウイルスを開き、[☰ メニュー] ▸ [設定] の順に移動します。
[保護] ▸ [ウイルススキャン] の順に選択します。

スキャン設定の管理

[フルウイルススキャン] タブを選択し、以下のセクションを参照してスキャン設定を調整します。

一般設定を定義する
スキャンする PC の部分
インストーラーとアーカイブ
ファイルの種類
自動アクション

一般設定を定義する

次のオプションを選択するか、その横にあるボックスにチェックマークを入れ、スキャン対象にします。

不要な可能性のあるプログラムの通知 (デフォルトで有効)：別のプログラムと同時に密かにダウンロードされ、通常は不要なアクティビティを実行するプログラムについての通知を受信します。
ツールのスキャン：潜在的に有害なアプリをスキャンします。
スキャン時にファイルシステムのリンクをたどる：スキャン中のファイルが使用する他のファイルの潜在的に有害なコンテンツをスキャンします。
スキャン完了後にパソコンをシャットダウンする：チェックマークを付けると、カスタムスキャン完了後にデバイスがシャットダウンします。
レポートファイルの作成：チェックマークを付けると、スキャンのレポートファイルが作成されます。

インストーラーとアーカイブを選択する

スキャン中の解凍を希望する圧縮ファイルの種類を選択します。

一般的なインストーラーのみをスキャン (デフォルトで選択)：アプリのインストールに使用される実行ファイルのコンテンツのみをスキャンします。
すべてのアーカイブをスキャン：すべてのアーカイブファイル（7-Zip、RAR、ZIP、インストーラーなど）のコンテンツをスキャンします。これにより、スキャン速度が遅くなります。
アーカイブをスキャンしない：スキャン中、すべてのアーカイブファイルを無視します。これにより、スキャン速度が速くなります。

ファイルの種類を選択する

お使いの PC でマルウェアをスキャンする際に、優先するファイルの種類を選択します。

コンテンツに基づいた種類 (低速) (デフォルトで選択)：通常最もマルウェア攻撃に脆弱なファイルをスキャンします。
名前の拡張子に基づいた種類 (高速)：.exe、.com、.bat などのリスクの高い拡張子のファイルのみをスキャンします。
すべてのファイルをスキャン (超低速)：PC 上のすべてのファイルでマルウェアをスキャンします。

自動アクションを調整する

次のオプションのいずれかを選択し、感染したファイルが検出された際の自動アクションを定義します。

自動的に修復する (デフォルトで選択)：アバストは、感染したファイルの修復を試みます。修復が不可能な場合、該当するファイルは検疫に移動し、移動に失敗した場合、ファイルは削除されます。
検疫に移動: 感染したファイルの修復は行われませんでした。代わりに、検疫へ移動しました。
削除：感染したファイルの修復も検疫への移動も行われませんでした。代わりに、該当するファイルは自動的に削除されました。
何もしない - 手動モード (デフォルト)：感染したファイルが検出されると、アバストは自動アクションを実行しません。