デバイスをリモート制御できるようにするには、アバスト モバイル セキュリティの Anti-Theft 機能を有効にする必要があります。アバスト モバイル セキュリティをプロ バージョンにアップグレードすると、誤った PIN が入力されたときに泥棒の写真を撮影する、SIM カードが交換されたときにデバイスをロックする、電話周辺の様子をひそかに音声ファイルとして随時記録する、という盗難対策の追加オプションを使用できます。
デバイスをリモート制御するには、次のリソースを使用します。
- アバスト アカウント:my.avast.com ウェブサイトで作成されるアカウント。この方法を用いる場合は、盗難対策機能がユーザーのアバスト アカウントに接続する必要があります。紛失したデバイスが作動していて、インターネットに接続していることも必要です。
- SMS リモート コントロール:盗難対策に組み込まれているオプション。この方法を用いる場合は、対象デバイスとリモート制御に使用するデバイスの両方にアバスト モバイル セキュリティ プロがインストールされている必要があります。
- SMSコマンド:紛失したデバイスに対して他のどのデバイスからでも送信できるコマンド。この方法を用いる場合は、コマンドはすべて受信メッセージ フォルダに格納されるため、ユーザーが携帯をリモート制御しようとしていることを泥棒と思われる人物に知られる可能性があります。
この記事では、次の最もよく使用されるコマンドについて説明します:LOCATE、LOST、WIPE。しかし盗難対策には、紛失した携帯の位置を特定する、ユーザーのデータを保護する、泥棒と思われる人物を特定する、という目的で使用するコマンドが他にもあります。
手順
モバイル デバイスがアバスト アカウントとペアリングされていない場合や、Anti-Theft 機能が有効にされていない場合は、ウェブ経由でデバイスをリモート制御することができません。
アバスト アカウント インターフェイスに移動する
- ウェブ ブラウザーでアバスト アカウントを開きます。認証資格情報を入力して、[ログイン] をクリックします。

- 紛失したデバイスを選択します。

- 使用するコマンドを選択します。

LOST コマンドを送信する
LOST コマンドでは、保護動作の設定に基づいて、SIM カードが交換されたときと同様の操作が行われます。
- コマンド パネルで [紛失中としてマーク] を選択します。

- [LOST] タブが選択されていることを確認し、[送信] をクリックします。

デフォルトでは次の機能が有効にされており、デバイスが紛失中としてマークされると起動します。
- デバイスをロック:侵入者にデバイスを使用されないようにします。
- サイレンの鳴動:デバイスのサイレンを起動させて、その位置をユーザーや他の人に知らせます。
- カメラトラップ:侵入者を特定できるように、泥棒の写真を撮影し、音声ファイルを 1 分間記録します。アバスト アカウントで写真や音声ファイルを確認する場合は、デバイスを選択して、[情報] ▸ [通知] の順に選択します。
これらの設定は、次の方法で変更できます。
- アバスト モバイル セキュリティ:[
☰
メニュー] ▸ [Anti-Theft] の順に進み、[紛失したものとしてデバイスがマークされた場合] セクションまでスクロール ダウンします。 - アバスト アカウント:デバイスを選択して、[設定] ▸ [Anti-Theft] ▸ [保護動作の設定] の順に進みます。
これらの機能のいずれかを無効に設定していた場合は、アバスト アカウントまたは別のデバイスからコマンドを送信することで、各機能を個別に起動できます。
LOST コマンドを無効にするには、見つかったデバイスで PIN コードを入力するか、アバスト アカウントで [「行方不明」と設定する] ▸ [FOUND] の順に選択して、[送信] をクリックします。
LOCATE コマンドを送信する
LOCATE コマンドは、デバイスの位置を最も早く簡単に特定できる方法です。
- コマンド パネルで [LOCATE] を選択します。

- [位置情報をリクエスト] を選択してコマンドを 1 回送信するか、[デバイスを追跡] を選択してデバイスの位置の変化を監視します。[5分毎] を選択すると、モバイル デバイスの位置情報を 5 分おきに受信できます。時間間隔を選択し、[保存] をクリックしてコマンドを送信します。
モバイル デバイスの追跡を停止するには、[位置特定] の下の [デバイスの追跡を停止] を選択します。 - 携帯の位置が特定されると、その位置に緑色の円が付けられた地図が表示されます。テーブル アイコン
をクリックすると GPS 座標が開かれ、デバイスの位置、緯度、経度、精度に関する情報が表示されます。 
必要な場合はこの情報を警察に提供できます。信号の強度やデバイスが GPS 信号の範囲内にあるかどうかによって精度は変化しますのでご注意ください。
WIPE コマンドを送信する
WIPE コマンドによって、デバイスにあるデータがすべて消去され、工場出荷時の状態に戻されます。
コマンドの送信後に、この操作を取り消すことはできません。
- コマンド リストから [WIPE] を選択します。

- [送信] をクリックすると、デバイスにあるすべてのデータが消去されます。コマンドの送信後、デバイスが再起動されます。

以下のステップを実行するには、携帯で
盗難対策の初期設定を行う際に設定された
アバスト PINコードが必要となります。アバスト PIN コードを忘れたため復元する必要がある場合は、次の記事を参照してください。
LOST コマンドを送信する
LOST コマンドでは、保護動作の設定に基づいて、SIM カードが交換されたときと同様の操作が行われます。
- 盗難に遭ったデバイスの番号に対して、友人のモバイル デバイスから SMS メッセージを送信します。SMS LOST コマンドは次のようになります。
1234 lost
は、1234
がアバスト PINコードを指し、lost
がコマンドを指しています。

デフォルトでは次の機能が有効にされており、デバイスが紛失中としてマークされると起動します。
- デバイスをロック:侵入者にデバイスを使用されないようにします。
- サイレンの鳴動:デバイスのサイレンを起動させて、その位置をユーザーや他の人に知らせます。
- カメラトラップ:侵入者を特定できるように、泥棒の写真を撮影し、音声ファイルを 1 分間記録します。アバスト アカウントで写真や音声ファイルを確認する場合は、デバイスを選択して、[情報] ▸ [通知] の順に選択します。
これらの設定は、次の方法で変更できます。
- アバスト モバイル セキュリティ:[
☰
メニュー] ▸ [Anti-Theft] の順に進み、[紛失したものとしてデバイスがマークされた場合] セクションまでスクロール ダウンします。 - アバスト アカウント:デバイスを選択して、[設定] ▸ [Anti-Theft] ▸ [保護動作の設定] の順に進みます。
これらの機能のいずれかを無効に設定していた場合は、アバスト アカウントまたは別のデバイスからコマンドを送信することで、各機能を個別に起動できます。
LOST コマンドを無効にするには、見つかったデバイスで PIN コードを入力するか、上記のステップに従って FOUND コマンドを送信します。
LOCATE コマンドを送信する
LOCATE コマンドは、デバイスの位置を最も早く簡単に特定できる方法です。
- 盗難に遭ったデバイスの番号に対して、友人のモバイル デバイスから SMS メッセージを送信します。SMS 位置特定 コマンドは次のようになります。
1234 locate
は、1234
がアバスト PINコードを指し、locate
がコマンドを指しています。

- モバイル デバイスの位置が特定されると、その位置が示された地図をアバスト アカウントで確認できます。
- デバイスを選択して、[情報] ▸ [コマンド] セクションの順に進みます。地図を表示するには、パネル内でステータスが送信済み
となっている項目のピンポイント アイコン
をクリックします。 
- 携帯電話は緑色の円の中にあります。テーブル アイコン
をクリックすると GPS 座標が開かれ、携帯の位置、緯度、経度、精度に関する情報を確認できます。 
必要な場合はこの情報を警察に提供できます。信号の強度やデバイスが GPS 信号の範囲内にあるかどうかによって精度は変化しますのでご注意ください。
WIPE コマンドを送信する
WIPE コマンドによって、デバイスにあるデータがすべて消去され、工場出荷時の状態に戻されます。
コマンドの送信後に、この操作を取り消すことはできません。
- 盗難に遭ったデバイスの番号に対して、友人のモバイル デバイスから SMS メッセージを送信します。SMS WIPE コマンドは次のようになります。
1234 wipe
は、1234
がアバスト PINコードを指し、wipe
がコマンドを指しています。このコマンドの送信後、デバイスが再起動されます。

- Android 用アバスト盗難対策
- アバスト モバイル セキュリティ 6.x
- Google Android 5.0(Lollipop、API 21)以降