この記事では、Avast アンチウイルスのネットワーク インスペクターで次のアラートが表示される問題の解決方法について説明します。

• ShellShock 脆弱性が見つかりました

ネットワーク インスペクター スキャンを実行したあとに上のアラートが表示された場合、ルーターに攻撃者に、ネットワークを支配される可能性がある深刻な脆弱性があります。このため、ネットワークに接続されているすべての機器が脆弱になります。

解決方法

以下の可能性のある解決策を順に試されることをおすすめします。

• ルーターの管理を無効にする
• ルーターのファームウェアをアップデートする

ルーターのリモート管理を無効にする

ルーターの設定でリモート管理オプションを無効にすることで、この脆弱性に関連するリスクを最小限に抑えることができます。

手順については、次の記事のリモート管理を無効にするタブをご参照ください。

• Avast ネットワーク インスペクターのアラート：デバイスはインターネットからアクセス可能です

また、ルーターのファームウェアのアップデートが必要です。

ルーターのファームウェアをアップデートする

ルーターのファームウェアの新しいバージョンに、この問題に対する修正が含まれている可能性があります。ルーターは通常、アップデートを自動的に実行しないため、利用可能なアップデートを手動でダウンロードして、インストールする必要があります。

手順については、ファームウェア アップデートのダウンロードとインストール方法を記載した、お使いのルーターの説明書をご確認ください。ファームウェアのアップデートが入手できない場合は、ルーターの製造元に問い合わせて、できるだけ早くファームウェア アップデートを提供するようにリクエストします。

ファームウェア アップデートをインストールできない場合は、ルーターの交換をおすすめします。

さらなる詳細

ルーターには Shellshock Bash 脆弱性が含まれています。

影響を受けたルーターは、パッチが適用されていないバージョンの Bash シェルプログラムを実行しています。これにより、リモートの攻撃者が特別に作成された環境変数を利用して、セキュリティーを回避することで、ルーターとインターネット接続を制御できる可能性があります。攻撃者は昇格した権限でシェル コマンドをリモートで実行し、ログイン認証情報、Wi-Fi パスワード、設定データを含むルーターに保存されている個人情報を盗むことができます。

コンピューター、携帯電話、タブレット、プリンター、セキュリティーカメラなど、ネットワークに接続されているすべての機器が危険にさらされる。

この攻撃に関する詳細な情報は、以下の参照先をご覧ください。

• CVE-2014-7169

アップデート日： 2022年06月02日